信仰箇条と公式の宣言1および2

信仰箇条の中から，教える子供たちにとって特に重要だと感じるものを幾つか選びます。信仰箇条ごとに，絵（今週の活動ページ参照）を紹介するか，その信仰箇条で教えられている真理を説明したり明確にしたりする話（聖文や自分の生活から）を分かち合います。この真理があなたにとって重要である理由を子供たちに話し，子供たちにも，なぜ自分たちにとって重要かを分かち合ってもらいます。

賛美歌や子供の歌の中から，子供たちが信仰箇条を一つかそれ以上理解するのに役立つ歌を見つけます。選ぶのを子供たちに手伝ってもらうとよいでしょう。その歌を一緒に歌い，その歌が信仰箇条とどう関係しているか子供たちが分かるように助けます。

聖典一式と生ける預言者の写真（または最新の『リアホナ』総大会号）を見せます。このうちのどれが「神がこれまでに啓示されたすべてのこと」という語句に関係していて，どれが「神が今啓示されるすべてのこと」という語句に関係しているか，子供たちが判断できるよう助けてください（信仰箇条1：9）。

照明を消し，ホワイトボードにイエス・キリストの絵を貼ります。預言者がどのようにして，懐中電灯のようにわたしたちが救い主をはっきりと見られるよう助けてくれているかを説明するため，懐中電灯で絵を照らしてください。

食べ物の作り方やおもちゃの組み立て方など，簡単な指示を用意します。子供たちと一緒にその指示に従い，天の御父は預言者を通して，わたしたちが再び御父とともに住めるようにするための指示を与えてくださっていることを説明します。わたしたちが神のもとに戻れるようにするために，預言者が教えていることには，どのようなものがあるでしょうか。

子供たちに，信仰箇条のどれか一つから重要な言葉を選んでもらい，それをクラスで分かち合ってもらいます。ほかの子供たちには，その言葉がどの信仰箇条から取ったものかを当てて（または見つけて）もらいます。子供たちに，自分が選んだ言葉がなぜ重要なのか分かち合ってもらいます。

クラスの数日前に，自分の好きな信仰箇条についての短いメッセージをクラスで分かち合う用意をしておくよう子供たち数人に頼んでおきます。メッセージには，絵，歌，物語や経験，ほかの聖句を含めてもらってもよいでしょう。子供たちに，自分の選んだ信仰箇条が好きな理由を分かち合ってもらいます。

人々が抱く可能性のあるわたしたちの信条に対する質問で，信仰箇条に答えがあるものをホワイトボードに書き出してください。子供たちに，質問を一つ選んでもらい，それに対する答えが載っている信仰箇条を見つけてもらいます。信仰箇条を使って質問に答える練習をしてもらいます。

子供たちに，預言者や啓示について教えている信仰箇条を見つけてもらいます。生ける預言者がいることに感謝している理由を分かち合ってもらいます。公式の宣言1および2で述べられている例を含め，神が啓示を通して教会を導いてこられた例を幾つか紹介し，子供たちがよく知っている例（教会のプログラムや方針に関する最近の変更など）を分かち合ってもらいます。

子供たちに，次の参照聖句を伝えます。2ニーファイ26：33；モルモン書ヤコブ2：27。どちらの聖句が公式の宣言1（多妻結婚の廃止につながった宣言）に関係していて，どちらの聖句が公式の宣言2（あらゆる人種の人々が神権と神殿の祝福を受けられるようになった宣言）に関係しているか判断してもらいます。今も昔も，主が預言者に御心を明らかにされていることを証します。

公式の宣言1の次の文をホワイトボードに書きます。「皆さんは自ら判断しなければなりません。」預言者が啓示を受けたら，わたしたちは自ら判断するとはどういう意味でしょうか。子供たちがこの質問に答えられるよう助けるために，ラッセル・M・ネルソン大管長の次の言葉を紹介するとよいでしょう。「御霊のささやきを聞き分けることを学ぶことによって，皆さんは何が真実で何が真実でないかを自ら知ることができます。」(“The Love and Laws of God” [Brigham Young University devotional, Sept. 17, 2019], 4, speeches.byu.edu)

ホワイトボードに地球の絵を描くか，地球の絵や写真を貼ります。公式の宣言2の中で引用されている，1978年6月8日付けの大管長会からの手紙の最後の2段落（「主はわたしたちの祈りを……」から）を，子供の一人に読んでもらいます。子供たちに，「祝福」という言葉が何回出てくるか数えてもらいます。福音によってどのような祝福がもたらされていますか。子供たちに，その祝福をホワイトボードの地球の絵か写真の周りに書き出してもらいます。神は世界中にいる御自身のすべての子供たちを愛しておられ，福音によって子供たちを祝福したいと思っておられることを証します。