旧約聖書 2022年
1月3-9日  創世1-2章;モーセ2-3章;アブラハム4-5章:「はじめに神は天と地とを創造された」


「1月3-9日  創世1-2章;モーセ2-3章;アブラハム4-5章:『はじめに神は天と地とを創造された』」『わたしに従ってきなさい―初等協会用:旧約聖書 2022年』(2021年)

「1月3-9日  創世1-2章;モーセ2-3章;アブラハム4-5章」『わたしに従ってきなさい―初等協会用:2022年』

画像
[ALT:地球と月]

1月3-9日

創世1-2章モーセ2-3章アブラハム4-5章

「はじめに神は天と地とを創造された」

創世1-2章モーセ2-3章アブラハム4-5章を研究しながら,あなたが教える子供たちのことを思い,これらの章から彼らにどんな真理を理解してもらうことができるか,よく考えてください。

印象を書き留める

画像
[ALT:分かち合うアイコン]

分かち合うよう招く

子供たちに,天の御父とイエス・キリストの創造物の中から,自分が感謝しているものを分かち合ってもらいます。『わたしに従ってきなさい―個人と家族用』の今週の概要に載っている絵を見せると,ヒントになるかもしれません。

画像
[ALT:教えるアイコン]

教義を教える:年少の子供たち

モーセ2章

イエスは地球を創造された

創造について知ると,子供たちは神の愛を感じ,この世界に対する感謝を深めることができるようになります。どうしたら創造について子供たちに興味を持ってもらえる方法で教えることができるでしょうか。

活動案

  • 子供たちに,創造の様々な段階(モーセ2章で描写されている内容。『旧約聖書物語』「地球の創造主イエス」も参照)を表現した絵を見せて,それらの絵に合う体の動きを考えてもらいましょう。例えば,握りこぶしを作って乾いた大地を表したり,波のように腕をくねくねと動かしたりします(モーセ2:9-10参照)。イエス・キリストがこれらのものを造られたのは,イエス・キリストと天の御父がわたしたちを愛しておられるからだということを証してください。

  • 「わたしの好きなこの世界」(『子供の歌集』123)など,イエス・キリストがわたしたちのために造られたものについて歌っている歌を歌いましょう。この歌に出てくる創造物の絵を,子供たちに描いてもらいます。

    画像
    [ALT:創造の様々な段階を描いたキルト]

    「創造」Joan Hibbert Durtschi

モーセ2:26-27

わたしは神の形に創造されている

自分が神の形に創造されていることを理解するとき,子供たちは自分やほかの人の体を尊重し,大切にする気持ちを育むことができます。

活動案

  • 「神であるわたしは,自分の形に人を創造した」(モーセ2:27)という言葉を,子供たちに何度か繰り返し言ってもらいます。天の御父がわたしたちの体を御自身に似せて造られたことを説明してください。あなたが体の様々な箇所の名前を言うか,「体の歌」(『子供の歌集』129)などの体について歌っている歌を歌いながら,子供たちに自分の体の該当する箇所を指さしてもらいましょう。

  • 子供たちに,自分ができることを身ぶりで表してもらい,ほかの子供たちに,その子が何をしているのか当ててもらいます。子供たちに,自分の体に感謝している理由を分かち合ってもらいましょう。

  • 紙に体の輪郭を描いて,それを体の部分ごとに切ってパズルを作ります。異なる部分を配り,子供たちに協力して体を完成させてもらいます。子供たちに,体のそれぞれの部分を使ってできることを分かち合ってもらいます。わたしたちの体は神の形に創造されているという証を分かち合ってください。

モーセ3:2-3

安息日は聖なる日である

安息日を聖く保つ習慣を幼いころに身につけた子供たちは,生活が忙しくなり,なすべきことが増えても,この戒めを守る可能性が高くなります。

活動案

  • モーセ3:2-3を読み,子供たちに,7日目に神が何をされたのかをよく聞いてもらいます。日曜日を聖なる日とするためにわたしたちが行うことと,そのほかの日に行うことの写真を持参して(あるいは簡単な絵を描いて)ください。これらの写真や絵を,日曜日にすることと,ほかの日にすることに分けてもらいます。安息日を聖く保つことがなぜ大切なのかを証してください。

  • クラスの数日前に,一人の子供とその親に,安息日を聖く保つために家庭で行っていることを発表する準備をしてくるよう伝えます。ほかの子供たちには,自分の家族が行っていることを発表してもらいます。

画像
[ALT:教えるアイコン]

教義を教える:年長の子供たち

モーセ2章

イエス・キリストは天の御父の指示の下で地球を創造された

モーセ2章を用いて,世界は神の計画の一部として目的を持って造られたことを子供たちが理解できるよう助けてください。この章を読んで,創造についての子供たちの証を強めるうえで役立つ,どのようなアイデアが思い浮かんだでしょうか。

活動案

  • 子供たちに,ほかの人の指示に従って何かを作ったときのことを考えてもらいます。例えば,子供たちは,親やきょうだいに教わりながら料理を作ったことがあるかもしれません。ホワイトボードに「だれが地球を造ったでしょうか」と書き,モーセ2:1から答えを見つけるよう,子供たちに言います。天の御父の指示の下でイエス・キリストが地球を創造されたことを証してください。

  • モーセ2章の中から,創造が行われた期間のうちの一日に関する節を一人一人に割り当て,その日に天の御父とイエス・キリストが造られたものの絵を描いてもらいましょう。自分の絵を掲げて,創造が行われた日の順番どおりに並ぶよう子供たちに言います。次に,一人ずつ,自分が担当した日に何が起こったかをほかの子供たちに教えてもらいます。天の御父とイエス・キリストについて,創造の話からどのようなことが学べますか。

モーセ2:26-27

アダムとエバは神の形に創造された

この世は子供たちに,自分の体についてたくさんの誤ったメッセージを与えます。モーセ2:26-27に記されている教義は,わたしたちの体を尊重し,大切にしようという思いを強く抱かせてくれます。

活動案

  • モーセ2:26-27を一緒に読みます。この聖句は,わたしたちの体についてどんなことを教えていますか。ビデオ “God’s Greatest Creation”(「神の最も偉大な創造物」)を見せるか,「あなたの体は神殿です」(『フレンド』2019年8月号,F12-13)のゲームをしましょう。ラッセル・M・ネルソン大管長のメッセージ「あなたの体―大切にすべきすばらしい贈り物」(『リアホナ』2019年8月号,50-55)から,関連する引用文を一緒に読むのもよいでしょう。このメッセージは,子供が自分の体について,天の御父に感謝の気持ちを抱くようになるための助けとなります。

  • ホワイトボードに体の形を描き,子供たちに,体の部分を一つ選んで,その隣に自分がなぜその部分に感謝しているかを書いてもらいましょう。あなたが感じている自分の体への感謝の気持ちを述べ,わたしたちが神の形に創造されたことを証してください。

創世2:2-3

安息日は聖なる日である

子供たちは,なぜ日曜日をほかの日とは違う日として扱っているのかを友達に説明しなければならない状況に陥ることがあるかもしれません。創世2:2-3は,なぜ安息日が聖なる日なのかを教えています。子供たちがこの教義について理解を深め,説明できるよう助けるために,あなたには何ができるでしょうか。

活動案

  • 安息日を聖く保つことは,天の御父とイエス・キリストへのわたしたちの愛と尊敬の気持ちをどんな形で示しているでしょうか。なぜ自分が日曜日に天の御父とイエスを敬う行いを選ぶのかを友達に説明する状況を,子供たちにロールプレーで表現してもらいます。創世2:2-3を使って説明してもらいましょう。

  • 数分時間を取って,安息日を聖なる日にするためにできることを,思いつくかぎりたくさん書き出してもらいます。子供たちに自分の書いた項目を発表してもらい,ほかの子が発表したものの中に自分が思いつかなかったものがあれば,それを自分のリストに加えるよう勧めます。そのリストを家に持ち帰り,安息日に行う良いことのアイデアが必要になったときに,それを参考にするよう子供たちに勧めます。

画像
[ALT:学ぶアイコン]

家庭で学ぶよう励ます

クラスで行ったものと似た活動を,どのようにしたら家族と一緒にできるかを考えるよう,子供たちを助けます。忘れないようメモを書くのを手伝ってあげてもよいでしょう。

教え方を改善する

子供たちが創造性を発揮できるよう助ける。学んでいる物語や原則に関連した物を作ったり,描いたり,ぬり絵をしたりすると,子供たちがそれをよく覚えている可能性が高くなります。家族に教えるときに自分の作った作品を使うよう,子供たちに勧めましょう。(『救い主の方法で教える』25参照)